昨年の7月に「世界のシェアサイクルはどんなかんじなの 日本と世界の差」という記事を書きました
そこでは、日本、欧州、米国、シンガポール、中国のシェアサイクルビジネスについて触れました
その時は、中国のシェサイクルは成功事例として取り上げました
その中国のシェア自転車サービスのofoがシェアサイクル戦争に巻き込まれています
自転車が趣味なボクとしてはとても気になります
中国のシェアサイクル大手の「ofo」が苦しんでいる
昨年9月には「中国「ofo」が深刻な資金難、11億円を自転車メーカーに未払い」という記事が出た
そして11月には「シェア自転車ofoに破産準備報道。「中国新四大発明」の倒産ラッシュ」
という記事が出た
シェア自転車は高速鉄道、モバイル決済、ネットショッピングと並び「中国新四大発明」ともてはやされたはずなのに。
中国のシェア自転車ビジネスは、ブルーオーシャンを目指して各社が参入
その結果完全にレッドオーシャンとなっている
レッドオーシャンを勝ち抜くにはイノベーションかコストリーダーシップしかない
「バーコードをスマホで読み取るだけで何処からでも乗っていける」「どこにでも乗り捨てていい」
というサービスはイノベーションともてはやされた。
しかし各社同じ技術を導入したことによって、イノベーション・独自化という強みはなくなった
そうなると各社は低価格戦争に突入する
そうなると、体力勝負になってしまう
Ofoとシェアサイクルのライバル、モバイクは騰訊(テンセント)の傘下に入る道を選んだ
Ofoは他社の傘下に入ることを拒んだ
資金繰りが苦しくなったからかofoは自転車のメンテナンスへお金をまわすことができなくなってきたと思われる
放置自転車の問題
自転車のメンテナンスだけではなく、放置自転車の問題もある
中国のシェアサイクルの売りは「どこでも乗り捨て可」である。これは利用者にとってとても便利である
その結果、ショッピングモールの前には自転車が3メートルの山となっている
保証金返還待ちは1000万人以上
シェアサイクルを利用するには最初に保証金(デポジット)を99元(約1600円)預ける必要がある
サービスから脱退するときは保証金は返還されるはずであるが、
現在ofoでは保証金が返還されないという騒ぎになっている。
その保証金返還待ちは1000万人以上と言われ、
金額にして9億9000万元(約160億円)にのぼる
レッドオーシャン化したシェア自転車ビジネスをサバイブできるのはどの会社なのかボクは注目している
以上、中国シェア自転車ofo シェアサイクル戦争、でした。ありがとうございました。
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